 
登録支援機関とは?特定技能外国人雇用に必須?札幌での選び方
特定技能外国人を雇用する際、
「登録支援機関って何をしてくれるの?」「必ず使わなきゃいけないの?」という疑問をお持ちの経営者の方は多いです。
札幌市内の企業から寄せられる登録支援機関に関する疑問に、青山健司行政書士事務所の代表がお答えします。
登録支援機関とは?
登録支援機関は、特定技能外国人を雇用する企業が義務付けられている「支援計画」の実施を代行してくれる機関です。
外国人が日本で安心して働き、生活できるようにサポートしてくれます。
具体的に何をしてくれるの?
登録支援機関が行う主なサポートは以下の通りです。
- 事前ガイダンス:来日前に労働条件や日本の生活について母国語で説明
- 出入国の送迎:空港から事業所や住居までの送迎
- 生活オリエンテーション:日本の生活ルール、医療機関、公的手続きなどを母国語で案内
- 公的手続きのサポート:住居探し、銀行口座開設、携帯契約などの同行・支援
- 日本語学習の機会提供:日本語教室の情報提供など
- 相談・苦情対応:仕事や生活の悩みを母国語で相談できる窓口
- 定期面談と報告:3ヶ月に1回以上の面談を行い、入管へ報告
必ず使わなきゃいけないの?
いいえ、必ずしも使う必要はありません。以下のいずれかの方法で支援を実施すればOKです。
- 自社で全て実施:外国人と同じ言語で対応できる社員がいれば、自社で支援できます
- 登録支援機関に全て委託:支援業務を丸ごと外部に任せる(最も一般的)
- 一部委託:必要な部分だけ登録支援機関に依頼し、残りは自社で対応
多くの中小企業は、言語対応や手続きの煩雑さを考慮して、登録支援機関に委託しています。
札幌・北海道でおすすめの登録支援機関は?
北海道内には多数の登録支援機関がありますが、業種やニーズによって選ぶべき機関が変わります。
札幌・北海道で実績豊富な機関の傾向
- 介護・福祉特化型:札幌市内には、外国人介護人材の受け入れに特化し、日本語教育や資格取得支援に強い機関があります
- 農業系・地域密着型:札幌近郊や道内の農業地帯では、農協や地域特化型の協同組合が活躍
- 大手の広域機関:全国展開している人材紹介会社が札幌支店を置き、幅広い業種に対応
失敗しない選び方のポイント
「おすすめ」は御社の業種や状況によって変わります。以下の3点を重視して選びましょう。
① 業種・言語の対応実績
御社の業種(介護、建設、飲食など)での支援実績があるか、受け入れる外国人の母国語に対応できるかを確認しましょう。
② 費用と支援内容
委託費用が明確か、住居探しや病院同行、雪国特有の生活オリエンテーションなど、北海道ならではの支援をカバーしているかチェックしましょう。
③ 定着率への取り組み
面談や相談対応が充実しているか、単なる手続き代行ではなく、外国人材の定着とキャリアアップに真剣に取り組んでいるかを確認しましょう。
まとめ
登録支援機関は、特定技能外国人の生活・就労をサポートする頼れるパートナーです。
自社に外国語対応できる社員がいない場合は、登録支援機関への委託がおすすめです。
札幌・北海道で登録支援機関を選ぶ際は、御社の業種に合った実績があるか、北海道の冬など地域特性に対応できるかを重視しましょう。
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登録支援機関
 について
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登録支援機関とは?必ず使うべき?
外国人材の生活・就労サポートを代行してくれる機関。自社対応も可能ですが、多くの企業が委託しています。
 
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