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事業計画書の重要性を考える。必要性からプロセスまで詳しく解説!



以前も設立の際にお話ししましたが、経営を行う方にとって
事業計画書はとても大事です。

今回は事業計画書をクローズアップして
事業計画書の重要性について、説明していきたいと思います。

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目次

何故事業計画書を作るのでしょうか?

先日、申請取次(在留資格認定証明書交付申請)の業務で
入国管理局より追加資料として事業計画書の提出を求められました。

事業計画書は、
出資・融資を受けるとき、
起業するとき、
事業内容の見直し、
補助金申請、
運送業許可、
酒類販売業許可、

など、事業計画書はあらゆる分野にて提出を求められます。
では、なぜ事業計画書を求められるのでしょうか?


自己の計画・行動のブラッシュアップ

事業を行う(すでに行っている方は見直す)場合において、
目的の達成(ゴール)から逆算して計画を立てる必要があります。
ただ闇雲に自分の思うがままに経営してもどうなるかは
火を見るよりも明らかですよね。

計画を立てていく中で、『どの様にしていけば事業は上手く行くだろうか?』
とつきつめていくと、
・曖昧だった課題が浮き彫りになってくる
・計画から新たにアイデアがうまれる
・計画の見落としに気づく
など、自分の頭の中にぼんやりと浮かんでいた思いが、
具体的な形になってきます。

その結果により理想的に仕上がった商品・サービスは
事業を行う上で、自社の強力な武器となり、他社との競争力の強化に
繋がることになります。

対外的信用の強化

簡単に言えば金融機関等からの資金調達が行いやすくなります。
説得力のある事業計画、収益の計算から算出される必要な
資金額・収益の見込みのの可視化により金融機関等の出資者
から信用度を高めることが可能になります。

事業計画書ってどんな内容なのでしょうか?

事業計画書は各分野で活用されているため、
各々で独自のフォームがありますが、
基本的には4つのブロックから構成されています。

相手に伝わりやすくなるようなストーリー
となることがポイントです。
具体的に見ていくと・・・

事業の概要(事業理念・事業コンセプト・企業概要等)

事業の全体的なイメージです。

事業理念
⇒その事業はどのような価値観や使命感をもっているのか

事業コンセプト
・何故行おうと思ったのか(事業の目的)
・誰に提案するのか(販売ターゲット)
・何を提供するのか(どのような商品またはサービス)
・どのように展開するのか(販売形態等)
・これらを追及してどのような着地点を目指していくのか(将来像)





事業内容(ビジネスモデル)

前記の事業の概要をさらにかみ砕き、市場・ニーズ・
販売ターゲットをそれぞれ細分化した上で、
どの市場のどのにーずのどのメインターゲットに対し、
ライバル会社にどのような差別化を図った商品を
どの様な販売ルーツ(店頭・小売り・ネット・通販等)
を使って展開するのかを落し込んでいきます。

収支計画

前記の事業内容(ビジネスモデル)を具体的な数値化して落し込みます。
収支計画書は事業計画書の中でも主要な部分を占めるものであり、
出資者が注視する部分であることは否定することはできません。が、
『事業理念』『事業コンセプト』『ビジネスモデル』が脆弱なもので
作成した収支計画書は砂上の楼閣になりかねず、出資者・取引先の相手方
らの信頼を勝ち取ることは難しいのではないでしょうか

事業体制及び行動計画

『事業概要』『事業内容』『収支計画』を絵に描いた餅で終わらせぬよう
しっかりと遂行するするためには・・・

事業体制
・組織体制の明確化(機能型、事業部型)
・的確な人員配置

行動計画
⇒開始日(GOAL)を基準とする業務プロセスの確立と日時の設定

を明確に設定する必要があります。

事業計画書のプロセス

事業計画書の作成の基本はまずはおおまかなイメージで構わないので
まずは思いつくままアイデアを挙げて、その中から取捨選択します。
選ばれたアイデアを具体的に
・何を売るのか
・どのように売るのか
・誰に売るのか
・利益をいくら見込めるかなど
をブラッシュアップしていきます。具体的なプロセスを見ていくと・・・

事業全体の構成(概要)

事業のアイデアを出していきます。枠にとらわれることなく、
自由な発想で数を意識してアイデアを出し、
その中から事業を行う者を絞っていきます。
この時に、自分の武器となる『強み』を意識することが大事です。

絞ったアイデアを
・提案に至った背景(なぜ行うのか)
・事業理念(どのような価値観・使命感を持って行うか)
・事業コンセプト(誰に、何を、どのような方法で行うか)
・ビジョン(着地点:どのような完成図をイメージしているか)
にはめ込んでいきます。

事業戦略の設定

事業コンセプトで挙がった商品・サービスを具体化していきます。
『誰に』『何を』『どのような販売形態で』をイメージして、
利益をいくらにしていくのかを設定します。

収支計画書の作成

事業戦略ではじき出した数字をもとに収支計算を行い、
資金計画を作成していきます。

利上げ高・コストなど事業を行っていくための必要な金額な金額を算出し、
足りない場合はいくら資金を調達する必要があり、それを何年で
返済していくのかを可視化できる計画書を作成します。

事業体制・行動計画書の作成

上記で設定した業務プロセスを実行するために必要な人員をそろえた上で、
事業組織の構築・配置し、事業をスタートさせるための具体的な
スケジュールの作成をします。

まとめ

事業計画書は自身の頭の中にあるイメージを具体的な言葉・数値に落とし込み、
非常に手間がかかる作業になります。
が、言い換えると自身のやりたいことを具体化することとも言えます。

あいまいだ多考えが整理されたり、見落としていたリスクなどに気付くなど
自身に新たな気づきを得ることができます。

自身のやりたいことを具体化することつまり、目に見える形にすることで
資金調達の相手方への理解、または共に事業を進める仲間との目的意識
を高めていくこと、そして自身の目的理念を確固たるものとするツールとして
役立っていくことと思います。

青山健司行政書士事務所では、起業したい方を応援します!

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事務所名 青山健司行政書士事務所
代表者 青山 健司
設立年月日 平成29年4月1日
TEL 011-815-5282 FAX 011-817-7172
許可番号 行政書士登録番号15010797号
事業内容 
・各種書類作成(契約書、内容証明書、公正証書遺言、遺産分割協議書)
・法人関連書類作成(各種許認可・議事録、設立関連書類)
・在留関係手続きなど

PROFILE

青山 健司
青山 健司青山健司行政書士事務所 代表
事務所名:青山健司行政書士事務所
住所 :〒062-0932 北海道札幌市豊平区平岸2条11丁目3番14号 第一川崎ビル1階
TEL:011-815-5282
許可番号:行政書士登録番号15010797号

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