インターンシップから特定技能や技人国へ切り替えできる?採用につなげる方法は?
留学生インターンシップを実施する際、
「インターン後に採用したい」「特定技能や技人国に切り替えられる?」
という希望をお持ちの企業は多いです。
札幌市内の企業から寄せられる就労ビザへの切り替えに関する疑問に、
青山健司行政書士事務所の代表がお答えします。
インターン後の就労ビザへの切り替えは可能?
はい、可能です。
インターンシップから「特定技能」や「技術・人文知識・国際業務(技人国)」への切り替えは、
インターンを採用につなげたい企業にとって重要な流れです。
切り替えを成功させるポイント
インターン開始時から段階的に準備しておくとスムーズです。以下のステップを意識しましょう。
① インターン開始前
- 将来の職務を意識した研修計画を作成:研修内容に「将来担当する業務の基礎教育」であることを明示
- 大学の専攻との関連性を確認:実習内容が学生の専攻分野と関連していることを示す
② インターン実施中
- 日報やレポートに記録を残す:大学の専攻と実務の関連性が分かる記録を残す
- 指導担当者のコメント:実務との関連性や学生の成長を記録しておく
③ インターン終了時
- 採用の意思決定:インターン終了後、採用する意思を明確にする
- 内定通知書の発行:必要であれば内定通知書を発行
④ 卒業前後(切り替え申請時)
- 雇用契約書を作成:業務内容と報酬が「特定技能」または「技人国」の要件に合致しているか確認
- 必要書類を揃える:卒業証明書、成績証明書などを準備
- 在留資格変更許可申請:入管へ申請を行う
切り替えがスムーズになる準備
インターン段階から計画的に記録と準備を進めることが重要です。
特定技能への切り替え
- 技能試験と日本語試験(N4以上)の合格が必要
- インターン中に試験対策のサポートを行うのも効果的
技人国への切り替え
- 大学の専攻と業務内容の関連性が重要
- インターン中の記録で、専攻と実務のつながりを示す
よくある質問
Q: いつから採用を意識すればいい?
A: インターン開始前から将来の採用を見据えた研修計画を立てることで、切り替えがスムーズになります。
Q: インターン中に採用を決めても大丈夫?
A: 問題ありません。ただし、
インターン期間中は教育活動であることを維持し、採用後の雇用契約とは明確に分けて考えましょう。
まとめ
インターンシップから就労ビザへの切り替えは可能で、計画的な準備と記録が成功の鍵です。
インターン開始時から将来の採用を見据えた研修計画を立て、実施中は専攻と実務の関連性を記録し、
卒業時には必要書類を揃えてスムーズに申請しましょう。
当事務所では、インターンシップから就労ビザへの切り替え手続きまで、一貫してサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。
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インターンから
就労ビザへの
切り替え -
インターン後に採用できる?切り替え方法は?
特定技能や技人国への切り替えは可能。開始前から将来を見据えた研修計画と記録が成功の鍵です。
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